2010年7月_地域の宝は、町の宝

地域のがんばり・元気が地域の宝であり町の宝である

朝日町にとって43年ぶりとなる宮中行事「新嘗祭」への献上。「米」が松程の佐竹光喜さん、「粟」が八ツ沼の鈴木好一さんが献上者となり、5月23日、両地区で厳正な中にも厳かな、地区を上げての修祓式が執り行われました。

八ツ沼区においては、一世一代の地区あげての事業という思いがあふれていました。八ツ沼の長い歴史と伝統を誇る、獅子振り、奴振り、そして角田流八ツ沼獅子踊りが奉納され、それを見守る子どもからお年寄りまで、ほとんど地区全員の方々の熱い視線が、地域の一体感をさらに強めたものとして私たちにも感じることができました。

その中でも特に小中学生3名が舞う獅子踊りには、舞い手の一生懸命さはもちろんのこと、それを長い年月の間、絶えることなく伝えてこられた地域の方々の万感の思いが、舞い手の3人に重なって、とても感動的な修祓式となりました。

地域の伝統文化を守り伝えていくことの重さ、深さ、重要性は誰しもが感じるところであり、それを実際長い年月続けていくことの苦労と難儀は、近年益々地元の方々の大きな問題として深く根を張ってきています。少子化、高齢化、人口減少。地区の活動のあり方、地区そのもののあり方についても、大きな影を投げかけてきています。

だからこそ、このような現状の中、地区上げてのがんばり・元気が、すなわち地域の宝であり、地域の宝はまさしく町の宝として、等しく町民の誇りとして伝えていくべきだと感じたところでありました。

広報あさひまち 2010年7月号より

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更新日:2019年03月29日