2013年4月_「夢」と「希望」 奇跡を生む秘められた力

「夢」と「希望」

「私たちの脳は、意欲の方向に働きを変える」。これは、浜松医科大学名誉教授、高田明和先生の言葉です。

人間の脳(大脳)は、右脳と左脳で違いがあることは広く知られています。右脳は左半身の運動神経中枢等をつかさどり、左脳は言語能力と右半身の運動神経中枢等をつかさどっています。しかし左脳が脳梗塞になった人でも、必死のリハビリの結果、徐々に話もできるようになり、右手も使えるようになってきたと、多数報告されているそうです。後でよく調べてみると、右脳に本来備わっていないはずの言語能力や、右手を動かす能力の機能が、その右脳に形成されてきていると言うのです。「無」から「有」を生み出す。これはまさしく不可能を可能に変える、人間の決死の奇跡かもしれません。

「もう一度話ができるようになりたい」「手足を自由に動かせるようになりたい」という本人の「強い意志」により、たとえ困難と思われることでも、人間の脳は、それを克服していこうとする方向に進み、言語や運動機能の回復につながっていくのだと教えています。

私たち人間は、「こうありたい」、「そうなりたい」という夢や希望、または目標をもって生きています。これらは、私たちが生きていく上での重要な原動力となり、活力ある生き方の動機付けとなっています。その強い思いを抱きながら、あきらめず、たゆまぬ努力を続けることによってのみ、夢や希望をかなえ、目標を成し遂げることができるのです。

桜咲く春はスタートの時。夢と希望を胸に、大きく羽ばたいていきましょう。

広報あさひまち 2013年4月号より

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更新日:2019年03月29日