町長歳時記 2021年6月_空気を守り伝えていくこと

コロナ禍の「空気まつり」

鏡面に映し出された新緑のブナ林。静かにそして一面に響き渡るエゾハルゼミの鳴き声。ここは空気神社。清々しい緑の大気はコロナ禍の現実さえ忘れさせ、生きている実感が感謝となる、そんな6月5日「空気まつり」の朝でした。

依然としてコロナ禍が収まらず、東京他9道府県において緊急事態宣言発令の中での「空気まつり」開催となりました。事前の可否については最大限の対策を講じ検証し、感染拡大防止に万全を期し開催させていただきました。

空気・環境に対する関心が今ほど高まっている時期はありません。地震、台風、豪雨災害。温暖化による気候変動。あるいは空気を介した飛沫によるウイルス感染拡大。それがパンデミックとなり人類共通の脅威となっています。地球を覆う空気は特定の誰かのものではありません。空気なしでは生きてはいけない人類共通の宝であると同時に、未来に生きる万物共通の宝でもあるのです。私たちは現在とともに未来においても責任のある立場であることを忘れてはなりません。コロナ禍の今日だからこそ、空気に感謝する気持ちを空気神社から全世界に発信し、環境について提言をしていくことこそが、世界で唯一空気を御神体とする空気神社のある町としての役割と考えたところであります。

とは言えコロナ禍の中にあって、例年好評をいただいているみこの舞いは中止。また年に1度の御開帳も1回当たりの人数を制限し実施させていただきました。

例年より規模縮小での空気まつりの開催となりましたが、両日で1,300人を超える大勢の方々よりご参拝いただきました。これはコロナ禍の沈静を願う気持ちと、空気を守ること、地球環境を守り伝えて行こうとする多くの方々の思いの表れではないかと感じたところでありました。

広報あさひまち 2021年6月号より

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更新日:2021年06月16日