町長歳時記 2022年2月_子ども議会

立春も過ぎた2月8日、宮宿小学校6年生の皆さんが、町の議場において「子ども議会」に取り組んでくれました。いつもと違った空気感の中で、一人ひとり堂々と自分の意見を述べ、提案し、質問して下さったその立派な姿に、大変感動いたしました。

特に私が感心したのは「私たちにお手伝いできることはないでしょうか」という自分にできることや関わっていける課題解決に、積極的にチャレンジしていきたいという姿勢でありました。そんな皆さんが、ふるさと朝日町を愛し、町を支える大人となって活躍し、町民みんなが笑顔あふれる生活をしている。そんな町の実現が、私たちの願いであり夢であります。

「朝日町の未来」について、そして「SDGsと環境問題」について深く掘り下げて勉強して下さったことがひしひしと感じられました。SDGsとは「持続可能な開発目標」であり、持続可能な町を作っていくことが、私たちの究極的な目標であります。今この町で暮らしている人たちはもちろんのこと、私たちの子ども、孫、さらにはその次の代と、永続的に繋がっていく未来の町民のためにも、私たちはこの町を守り伝えて行かなければなりません。これからも起こり続けるであろう多くの課題・問題について判断を迫られた時、拠り所となる判断基準の一つがSDGs「持続可能な開発目標」であります。自分たちさえ良ければいいなどという考えは決してあってはならず、まだ見ぬ将来の町民にとっても永続的に発展できる方策は何なのかをきちっと見極め、判断していかなければなりません。その意味においても6年生の皆さんがSDGs・環境問題に目を向けてくれたことに、大きな意義を感じた「子ども議会」でありました。

この経験が皆さんの将来に大きな実を結ぶことを願っています。

広報あさひまち 2022年2月号より