角田流獅子踊(大谷・八ツ沼)(県指定 無形民俗文化財)
朝日町大字大谷と大字三中字八ツ沼に伝わる獅子踊で、その由来は、大谷の方は文化年間(1804〜1818)に村の天満宮社の別当白田清安が仙台藩伊具郡角田村の切幕獅子踊から習い、八ツ沼の方は天文年間(1532〜1555)に、八ツ沼城主が同角田から楽師を招いて村人に伝習させたという。
大谷獅子踊は、以前は210日の風祭に奉納したが、今は8月15日夕刻の送り盆と8月31日の風祭神事として踊っている。
八ツ沼獅子踊は、以前は8月10日、12日、16日に踊っていたが、今は旧の閏年の8月15日の春日神社の祭礼に奉納されている。
踊りの構成は両踊りとも手製の青獅子頭の牡獅子・牝獅子・友獅子の一人立3匹獅子で、囃子は先立太鼓、中立太鼓、後立太鼓の3人、角花箱笠をかぶり、風太鼓を打つ。笛は歌手を兼ねるなど大体同様である。演目は大谷は九曲、八ツ沼は上巻の踊の部13曲、下巻の踊の部12曲となっている。
(写真・説明文は『山形県の文化財』より)
区分
県指定 無形民俗文化財
所有者
角田流大谷・八ツ沼獅子踊保存会
所在地
朝日町大字大谷・大字三中
指定年月日
平成3年11月26日
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更新日:2019年04月11日