豊龍神社の大スギ(県指定・記念物・天然記念物)
豊龍神社境内にあるスギの巨樹である。根周り11m、幹囲7.5m、高さ20m。直幹であったが、昭和のはじめころ落雷のためにおよそ20mの上部で損失し、さらに昭和54年(1979)3月、夜半の暴風によって、主幹の10m上部が折損した。近年はそれらの影響により、雨水が折損部から樹木内部に浸透し、腐食が著しく進み、樹勢の衰えにより枝折れが毎年発生していた。平成16・17年の2ヵ年をかけ、雨水浸透防止と整形による保護事業を行い、現在は樹勢が戻ってきたと安堵しているところである。
この大スギは、平安時代、承和(じょうわ)11年(844)延暦寺の僧安恵によって、豊龍神社創建の際、植えられたと言い伝えられている。
樹齢およそ1200年と推定され、県内でもまれにみる大スギである。
区分:県指定・記念物・天然記念物
所有者:豊龍神社
所在地:朝日町大字宮宿
指定年月日:昭和40年4月12日
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更新日:2019年03月29日