3月3日 「真冬の」…いえいえ、「春の」雪山トレッキングです
Asahi自然観周辺の雪原を歩いて散策する「春の雪山トレッキング」が平成25年3月3日開催され、県内外から24人が参加しました…。
一行は午前9時にホテル自然観を出発し、途中ゲレンデを横切りながら、40分ほどでAsahi自然観スノーパーク最高地点のエアトップゲレンデに到着。そこからスノーシュ―やかんじきに履き替えてブナやナラの雪原に入ると、大江町との境界線にあたる南西の尾根伝いを進み、朝日連峰が一望できる目的地「サイヅチ峰」を目指しました。距離にして約3キロの行程です。
この日は雪や風に見舞われるあいにくのコンディションで、出発時点の温度はマイナス1℃。自然観周辺は前日から約50センチメートルの積雪があり、林の中の雪も場所によって膝上まで到達していました。ひときわ大変だったのは、雪をかき分けて後続者の道を作る隊の先頭で、中堅山岳会員が「これじゃ、まるで真冬の雪山トレッキング。膝が上がらなくなります…」とこぼすほど。そのため、同会会員や若手の参加者が交代しながら務めました。
出発から約2時間30分後に到達したサイヅチ峰では、荒天のため、待ち望んだ景色を見ることができなかった一行。それでも、ほとんどはあまり気にしていない様子で、「それもまた自然の醍醐味でしょ」とある参加者。神奈川県から参加者は「去年から雪山の魅力にとりつかれ、全国各地のトレッキングに参加しています。雪を身にまとった木々の美しさなど、雪山は空気の透明感がたまりません。朝日連峰の絶景は来年の楽しみにとっておきますね」と再挑戦を誓っていました。
サイヅチ峰の景色は冬~春しか見ることができない?
今回歩いた雪原は、雪が解けると草木が大量に繁茂し、人の行く手を阻んでしまいます。今回のコースは、草木が雪に覆われたこの時期しか味わうことのできない「季節限定」トレッキングコースなのです。
晴れるとこんな景色を見ることができます
3月4日 快晴の空の下、真っ白な雪原を散策――春の雪山トレッキング
サイヅチ峰の位置です
春の雪山トレッキングの様子

午前9時、ホテル自然観に集合した参加者
開会セレモニーでは、先導役を務める朝日山岳会の花山忠夫会長が歓迎の言葉と注意事項を述べました

その後まもなく、一行は自然観を出発

途中、ゲレンデを横切り…

リフトを利用しながら…

エアトップゲレンデの頂上に到着

ここからいよいよブナやナラに囲まれた雪原ですが、その前にスノーシューやかんじきを履きました
雪の上でも歩きやすいよう考えられた雪国の知恵です

雪原では一列になって進みます

先頭がひときわ大変で、膝上までの雪をかき分けながら 後続のために道を作ってくれました
(まるで山岳遭難者の救助に向かうような一枚…)

こんな荒天でも参加者は皆明るい表情
「自然には逆らえないからね!雪山トレッキングだし」とサバサバしていました

目的地の標高はおよそ800メートル
近づくにつれ、周辺の景色も広がります

このトレッキングの魅力の一つ、大雪渓
積雪量や寒さにより、毎年大きさが変わります

出発から約2時間30分でサイヅチ峰に到着
吹雪のため景色は見えず、雪の陰に隠れて昼食

温かい飲み物でほっと一息

「山で食べるカップ麺はたまらないんだよねっ!」

「雪山でカップ麺。しかもカレー味だぜぇ。ワイルドだろぉ…(笑)」

そのほか、調理器具を持ち込むグループも…
メニューは牛スジの煮込みだそうです。おいしそう…

昼食後、参加者で記念撮影を一枚
外は相変わらず吹雪いていましたので…

足早にサイヅチ峰を後にしました

遠くから見ると、あらためて雪渓の大きさがわかりました

吹雪の中を歩く参加者

道が踏み固められているため、帰りは楽々です

周囲の景色は寒々しく、まだまだ真冬といった状況でしたが、その中で唯一生命の息吹を感じられたのがコレ
ネコヤナギです

雪原が終わりにさしかかる頃、ようやく青空

日差しも少し出てきて、雪に葉の影が映っていました

エアトップゲレンデに着くころには、雪がすっかり降りやんでいました
中央奥に見えるホテル自然観を目指し、ゲレンデ内を歩く参加者です

帰りにさしかかったコテージ村
1階部分がすっかり雪に埋まっていました
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更新日:2019年03月29日